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おもしろき こともなき世を おもしろく 高杉晋作辞世の句より

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勝つことのみが善である

「勝つことのみが善である - 宿澤広朗 全戦全勝の哲学」
永田洋光著 ぴあより

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宿澤さんに関する本で、以前に読んだ「宿澤広朗 運を支配した男(講談社)」よりも、ラグビーや家族についての話が多かった。PTA会長をしたり、かなり家族や教育に関しても精力的だったことには驚きました。個人的に面白かったのが、ラグビーの選手を選ぶ基準のところ。マスコミや専門家から「あの選手を使ったほうがいい」「なぜこの選手を使うかがわからない」などという意見が飛んだときは、「選手を選ぶことと、選んだ選手を信じて使い続けることは意味が全然違う」という台詞を残したそうだ。これはインパクトがあったな~


宿澤さんの言葉は、ラグビーにとどまらず、勉強になるものが多い。以下は書籍からではないが、昔宿沢さんが日本代表監督時代、すばやくディフェンスラインを上げて相手にプレッシャーをかける戦術をチームに徹底したことがあったそうだ。当時、とあるラグビー関係者が宿澤さんに「一斉にあがっちゃったら、その裏のスペースにボールを蹴られて、穴が1つできちゃうじゃないですか?」と質問をした。すると宿澤さんは「穴が1つなら、いいじゃないですか」と返したそうだ。


強みを共有することは簡単だ。「自分たちはここが相手より優れている」というのは数値化も言語化も、それほど難しいことではないと思う。しかし、弱みを明確化し、共有するのは容易ではない。ナショナルチームの戦術でそれを公言するのだから、なおさらである。


前に出ることによって相手から無数の選択肢と時間を奪い去る。そのことで自分たちの背後に大きな付け入るスペースを与える。でも「与える隙は1つ」である。完璧のない勝負の世界において、自分たちの弱点をどれだけ知り尽くすのか。これもまた面白い。


少しマニアックな話をしてしまいましたが、本書はかなり読みやすいですよ~ スポーツ好きな方にはお勧めです。

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  1. 2007/07/30(月) 16:38:45|
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