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おもしろき こともなき世を おもしろく 高杉晋作辞世の句より

寮生活 ラ・サール編 その2

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最近明らかに過去の話を持ち出しまくっていますが、ねたが続く限りお届けしようかなと思います。

今回は先日お話したラ・サールの寮生活の続編。2、3年次は百人部屋を抜けて友達同士で4人部屋を組むんですが、ここがまた難しい。「3人」「5人」といった4人にならないグループもあるし、誰とも組めない人もいる。これは寮の先生がうまく調整して何とか部屋組みをさせるのですが、今考えてもシビアな世界でした。

「もう4人決まっちゃったから、君とは組めない」

「お願い、どうしてもその部屋に入りたいんだ」

なんて大人の世界でもあまりないような、本当にリアルな会話が繰り返されるわけです。


さてさて、この4人部屋。百人部屋に比べると「自由」であふれています。まず義務自習(その1の記事参照)がない。なので別に寮内で遊んでいてもいいわけです。もちろん部屋によってルールを決める。義務自習から少し緩和されて


義務沈黙


なんて時間も作られる。つまり黙っていれば漫画を読んでも、ゲームボーイ(本当は禁止)をしてもいいわけだ。寮にかかってくる電話だっていつだって取れる(義務自習中は禁止だった)。まさにフリーダムです。


ところがこの4人部屋。大きな欠点があるんですね。今まで大部屋で生活していたから気づかなかった個人の癖とか性格とかがもろに見えてくる。それが気になって気まずくなって、最終的には


部屋崩壊


なんてこともざらだった。それもほんのささいなこと。


ドアを閉める音がうるさい


勉強しているときにペンを回しすぎて気になる


トランプ大会が多すぎる


掃除をしない


カップラーメンを食いすぎて、部屋が臭くなる



トランプ大会は拒否できたんじゃないの、って後から聞いて思ったりもしたけど、まあこういう本当に小さなことが積もり積もって、大喧嘩とかにも発展するから怖い。だからまめにミーティングをすることが必要。これは社会でも同じですよね。


その自由に拍車をかける形で、その本来なら勉強する時間にみんなで寮の屋上に集まることがたまにあった。屋上で集まってしていたこと。


男同士で星を見る


お菓子を食べながら語る(たわいもない話)


CO-OPで10円で買ったというZOOの中古CD「Choo Choo TRAIN」にあわせて踊る


素振りする(主に野球部)


叫ぶ(1年生が義務自習しているから、そこに向かって笑わせたら勝ちみたいなゲーム)


無性に話がしたくて理由もないのに屋上にあがってきて、誰がいるかを確認する


土曜の夜の脱出計画を練る



などなど、限られた空間の中で騒音をあまり立てず、しかも暗闇の中で面白いことを常に考えていた。


逆に遊んでばかりいた連中はテスト前になると、無性にあせりだす。この寮は1時(確かそのくらい)で消灯で、すべてブレーカーを落とされるから徹夜で勉強ということが不可能になる。よって懐中電灯などをスーパーなどで買ってきて、その明かりを外に漏らさないように布団などを使って工夫してこっそり勉強するわけだ。その名前を


セコ勉


と呼んだ。セコセコ勉強するから、せこい方法だからか、いわれは知らないが、とにかく消灯後のセコ勉は禁止行為だったが、結構みんなするんですね。だが、不思議と見つかってしまう。部屋でそういう行為を禁止されている奴は、トイレに駆け込むわけです。一応トイレは24時間電気がついているため、トイレの大便器の所で鍵をかけて、立って教科書を読むわけです。そうすると先生が来て、


「お前、セコ勉しているのはわかっているんだぞ!出て来い!」


なんていわれて、強制で終了させられる。警察が犯罪者を発見するかのごとく、次々と捕まる。これだけ文明が発達し、電気もつけっぱなしで寝たりすることもできる中で、まさに「蛍の光」のように勉強して、なおかつ怒られる。切ない話じゃないですか。


「なんで勉強したいのに、させてくれないんですか?」


なんて突っかかる奴もいた。確かにタバコすっているわけでもない。ゲームしているわけでもない。


僕たちは勉強していたんです!


と胸を張ってもおかしくないとところだが、ほとんどのケースが無言で懐中電灯や読んでいた教科書を差し出し、しぶしぶ床につく。あれはもう罪の意識でしょうね。


勉強していて「やってはいけないことをやってしまいました」なんていうんだから、やっぱりこの寮は面白かった。


ちなみに本当に頭のいい奴らは、セコ勉なんていうのをしなくてもきちんといい成績を取る。だからやっぱり最後は屈服するしかなかったのかな。


ということで、その2も終了。


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  1. 2005/08/18(木) 11:36:03|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:2
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コメント

楽しい記事をありがとう。
思えば不思議な学校でしたね。

寮は学校と違って、逃げ場がないですからね。
仲が悪い相手がいても、「他の友達と話せばいいや」
ってのが通じない。
だから、相手とは本気でぶつかり、とことん腹を割って話し合う。
多感な15歳、同年代の子供が親に「勉強しなさい」
といわれている時期、僕らの学んだ物は大きいと思います。

同窓会に出るたびに思うのですが、
進学時に希望が叶わなくても、
社会に出てから逞しくリベンジを果たしているケースが
多いようです。
タフなんですね。


  1. 2005/08/18(木) 14:29:09 |
  2. URL |
  3. 妻子持ちの昭和の卒業生@夏休み中 #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

妻子持ちの昭和の卒業生@夏休み中さんへ

はじめまして、コメントありがとうございます。僕なんかは学校より寮で学んだことの方が多かったですね。

今考えると集団で生きていくことの辛さ、大変さ、そして面白さを十分に勉強させてもらった3年間でした。

高3の卒業式には泣かなかったんですが、僕は寮をいざ出て行くときはお世話になった先生の顔を見た途端、人目をはばからず号泣してしまいましたね。僕にとってはそれくらい大きな存在でした。

逃げ場のない存在でつかんだ友達というのは本当に一生ものですよね。いつも思います。
  1. 2005/08/18(木) 14:55:52 |
  2. URL |
  3. Junpei #-
  4. [ 編集]

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