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おもしろき こともなき世を おもしろく 高杉晋作辞世の句より

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紫紺の誤算

昨日行われた早稲田大学対明治大学の関東大学対抗戦の優勝をかけた一戦は31-15で早稲田大学が勝利し、2年連続の優勝を飾った。早稲田大学ラグビー部、並びに関係者の皆様、おめでとうございます。


早稲田はやはり先月23日に慶応大学に敗れたことがよかったですね。的を絞れず大きく戦ってしまったあの敗戦がこの日の焦点をクリアにしました。持ち前の激しく前に出るディフェンスが自分たちのリズムを作り、相手のリズムを作らせませんでした。反則の数は早稲田が圧倒的に多かったのに対し、それを得点に結び付けられず敗れてしまった明治は今後大学選手権に向けてもう一つ「早稲田に勝つための何か」を準備する必要があるでしょう。それがラインアウトの修正なのか、バックスのトライを計算できるアタックなのか、鋭いキックチェイスなのか。どのファクターを整備するかは時間との勝負になるでしょうか。


ただこの日の明治は負けはしましたが、何か観戦者の胸に響く80分を演出してくれたように思います。不器用で、土臭い。故北島先生の教え「前へ」の精神を貫く。ゴール前5メートルの攻防こそ「早明戦」。多くのファンがチケットの価値を見出したように思います。この10数年の明治からすれば、明治が明治になってきたことはうれしい限りです。ただ勝負事ですから、負けは負け。ラグビーファンとしてのセンチな情を押し込めば、やはり見えてくるのは明治の引き出しの少なさ。対抗戦をここまで6試合、押して押して押しまくったスクラムがこの日初めて止まりました。まさに誤算。藤島大さんの言葉をお借りすれば「重戦車のキャタピラ、止まる」というところでしょうか。相手を真っ直ぐに押し込んできた圧倒的パワーが起動しない。ここでリーダーはゲームプランを練り直す必要があった。解説の元木由記雄さんもおっしゃっていましたが、「この先の大学選手権はFWだけでは勝てない」という側面でしょう。相手を破壊するために強化し続けてきたスクラムですし、スクラムこそ明治が復活した最大の要因でしょう。ラグビーはスクラムが強くなければ勝てない。しかし、スクラムだけでも勝てない。この二律背反は面白く、難しく、いつの日もラグビーファンを試合後の余韻に浸らせますね。


明治の看板であるスクラムを最後まで起動させなかった早稲田のFW陣はお見事でした。この日の勝利から得た自信で大学選手権制覇も視界に入ったと思います。来年1月9日の「荒ぶる」を目指して今年も熱いドラマを期待しています。

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  1. 2010/12/06(月) 18:04:35|
  2. | トラックバック:1
  3. | コメント:2
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コメント

早稲田にしてみれば「前へ」こない明治は怖くないと思います。

後半の明治のトライは前半のフォワードの迫力があったからだともいえると思います。
  1. 2010/12/06(月) 19:39:15 |
  2. URL |
  3. 「前へ」というイデオロギー #27Yb112I
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「前へ」というイデオロギーさんへ

コメントありがとうございます。確かに明治は今自分たちの強みを最大限に生かしきれているように思います。再戦があるとすれば、もう一度あの激しい「前へ」を期待したいです。
  1. 2010/12/07(火) 13:17:53 |
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本日の早明戦は凡戦とは言わないまでも、内容に乏しい試合だと思ったのは私だけで... 本日の早明戦は凡戦とは言わないまでも、内容に乏しい試合だと思ったのは私だけでしょうか? 特に早稲田のアタックはほとんど個人の強さ頼みで、対する明治もファーストタックルのミス
  1. 2010/12/06(月) 19:29:28 |
  2. 激アツ!ニュース速報